クアラルンプールを歩く

マレーシアの首都・クアラルンプールの初日は、中華街のお粥からスタート。注文をしようとしてお姉さんが何か言っていたが分からなかった。よく聞いてみると「Okayu?Tori?」と日本語だった。8リンギット=240円くらい。

午前中はバトゥ寺院で開かれているタイプーサムへ行く。クアラルンプール駅から鉄道で。この日はお祭りということで無料だった。詳しくは別の記事で。

マレー系の人口が多いクアラルンプールでは、イスラム教の影響が強い。公共の場でのいかがわしい行為は厳禁。

タイプーサムで人混みに揉まれて、疲労困憊でKLセントラル駅に帰還。お腹が空いて、駅直結の巨大ショッピングモールのフードコートで蒸し鶏が乗ったライスを食べる。フードコートは世界中の料理があった。

喉が渇いたので、スイカとライチのジュース。3.5リンギット(約165円)。暑さに効く。

体力をチャージして、街歩きをスタート。街は都会的で清潔感がある。ゴミはひとつも落ちていない。

マレーシアの鉄道会社KTMの本社。

クアラルンプール駅。

そして国立モスクへ向かう。ひときわ存在感を放つのは、ムルデカ118というビル。2023年に竣工したばかりで、高さ678.9m。ドバイのブルジュ・ハリファに次いで、世界で2番めに高い。

国立モスクは1965年竣工に近代的なモスク。マレーシアの13行政区分+イスラムの五行を象徴した18角形の屋根が特徴。偶像崇拝が禁止されているイスラム教らしく、幾何学模様の装飾がいたるところに施されている。

クアラルンプールタワー。

クアラルンプールは、錫の鉱山で発展した街。マレー語でクアラ(Kuala)は濁った水。ルンプール(Lumpur)は合流する場所。泥のような川が合流するこの場所から「クアラルンプール」と名付けられたのだとか。

イギリス統治時代の事務局。

その隣にあるムルデカ広場で1963年に独立が宣言された。風が吹いていなくて見えないけど、国旗が掲げられている。マレーシアで最初に国旗が掲揚された場所。

そこからほど近い地下鉄駅に向かい、地下鉄でペトロナス・ツインタワーのあるKLCC駅へ向かう。高級ブランドが入る巨大ショッピングセンターを抜けると、東京都庁を巨大化したようなペトロナス・ツインタワーがお出迎え。写真でこの迫力が伝わらないのが悔しい。

周辺は高層ビルが立ち並ぶ大都会で、タワー前の公園では噴水ショーが定期的に行われる。

夜はクアラルンプール最大の屋台街であるアロー通りへ。祭りのような賑わいで、美味しそうな料理の匂いとドリアンの悪臭が交互にやってくる。

中でもとくに賑わっていた店に入り、海鮮チャーハンと貝料理とタイガービールを注文。貝料理は忘れられていて届かなかったけど、チャーハンだけでお腹いっぱいになった。

隣にいたイタリア人に声をかけたら仲良くなって、デザートも一緒に食べに行った。一人旅をすると、旅人同士のつながりができるからおもしろい。

街は綺麗で、料理は美味しくて、人もよくて、異文化が混ざり合いながら進化している。マレーシアは日本人が移住したい国で1位になるそうだが、納得。暑さはキツいけど、この国ならぜひ住んでみたい。

旅のMEMO

クアラルンプールは鉄道網が発達していて、移動が便利。Grabやタクシーの料金も安いので、移動には困らない。