ソーセージを求めて
レーゲンスブルク。

チェコのチェスキー・クルムロフからプラハに移動して1泊、翌日にバスでドイツのレーゲンスブルクへやってきました。旧市街一帯が世界遺産の街で、交易で得た富で建てられた豪華絢爛な建築が現存しています。

まずは街のシンボルであるレーゲンスブルク大聖堂(聖ペータードーム)へ。7世紀ごろの着工から何度も焼失を重ねて、ようやく完成したのが19世紀に入ってから。数百年もかけて人々の強い意志でつくられました。

旧市街の北にあるドナウ川は防御には好都合であっても、交易で富を得たい商人にとっては厄介なもの。そこで12世紀に橋が架けられ、以降800年間ものあいだ、上流のウルムと下流のウィーン(約500km)間では、ドナウ川にかかる唯一の橋となりました。また、これが現存するドイツ最古の石橋でもあります。

レーゲンスブルクに関する情報はネットの記事ではあまりヒットしません。ところが、街を歩いていると美しい建築がいたるところにあります。こちらの聖エメラム修道院もそのひとつ。

ただただ街を歩くだけで楽しい。

続いて「レーゲンスブルク聖母降誕聖堂(Basilica of the Nativity of Our Lady Regensburg)」へ。ロココ装飾の傑作のひとつでは‥と思うのですが、にわか知識しかないので、詳しい方、教えてください。

そして楽しみにしていたのが500年以上続くドイツ最古のソーセージ屋さん「ヴルストキュッへ(Wurstkuchl)」。さきほど紹介したドイツ最古の橋の建設工事中に労働者にソーセージを提供するために建てられたのが始まりだとか。肝心なソーセージとビールの写真を撮り忘れたけど、香ばしいパリパリの皮と、爽やかなザワークラウトと、すっきりしたピルスナーが最高に美味しかった。

最後に、レーゲンスブルクの夕景を撮影して、今回の旅は終了。ミュンヘン国際空港からバンコクを経由して日本へ戻ります。

旅のMEMO

アジア人観光客が少なく、見どころが詰まった穴場!!