歩いて国境を超えて、ジブラルタル。

ヨーロッパの国はほとんど陸続きで、シェンゲン協定加盟国内はパスポートを提示することなく国境を横断できます。日本で隣の県に行く感覚で国境を渡れるのですが、イギリスは対象外。飛行機や鉄道で行く時には出入国審査があります。

実はイベリア半島の中にもイギリスが存在するのですが、それがジブラルタル。アフリカまで20kmであり、地中海の玄関口となるジブラルタル海峡のある、地政学的な重要拠点です。今回は、セビージャを経由して、ジブラルタルへ行ってきました。

写真に写っているのが入国管理所。特に厳しいチェックはなく、簡単な手荷物検査をして、身分証を提示してすんなり入国。ここはイギリスなので、英語が公用語です。

ゲートを抜けてすぐ、滑走路が現れます。領土のせまいジブラルタルでは空港を作る場所がなく、道路を横断するように滑走路があります。鉄道のような遮断器があり、飛行機がやってくると警報音とともに遮断器が下りて、通行がストップ。離着陸後に滑走路を歩いて渡ります。

旅のMEMO

【アクセス】スペイン南部のアルヘシラスからバスで1時間ほど。アルヘシラスへはセビージャなどからバスや鉄道で。