火まつりは15日ごろから準備が始まり、16日にかけて市内のあちこちに数百を超える人形が設置されます。巨大なものでは数千万円の製作費をかけた20m級の人形もありますが、これらすべてを最終日の19日の夜に焼き尽くしてしまいます。まずはどんな人形があるのか、街を歩いてみてみましょう。
これは日本だとギリギリ・・アウト・・?
バレンシアでは、3月に入ると祭りが終わるまで毎日14時に市庁舎前で爆竹ショーが始まります。マスクれたというこのイベントは5分間ただひたすら大量の爆竹を鳴らし続けるだけのものですが、その量が凄まじく、地響きがしそうなくらいの轟音と煙が街を襲います。
夜になるとあちこちでイルミネーションもスタート。美しいです。
そして最終日の午後8時、花火の合図とともに街中に飾られた人形に一斉に火がつけられます。
まずは小さいものから。10分も経たないうちに焼け崩れてしまいます。
22時頃になると大きいものにも火がつきます。作品のコンテストも行われており、最優秀賞をとったものは22時半頃に燃やされます。
100メートル以上離れた場所にいるのに、熱い。
美しい作品が一瞬でなくなってしまう寂しさもありますが、それを上回る熱気と興奮がありました。