ビュルツブルク

ドイツ観光で人気のロマンティック街道。そのスタート地点でもあるヴェルツブルクのクリスマスイブに撮影した一枚です。お昼をすぎるとお店が次々と閉まって、夜になると街には誰もいなくなりました。いつもは賑わっているはずの街も、この日は静かになって、サンタクロースがやってくるのを待っているようです。

ヴュルツブルクへは、フランクフルト中央駅からFlixBusで11ユーロ。23日の朝8時に出発して、ヴュルツブルクには9時半に到着しました。日の出は8時半なので、まだ空はオレンジ色。思ったより大きな街ですが、建物に統一感があって景観が保たれています。

はじめてのドイツでしたが、思った通りの「ドイツ」がそこにあって、朝からうきうきのお散歩。カラフルでとんがり屋根の街並みが印象的です。きっと屋根裏部屋があるんでしょうね。憧れますよね。

地方都市ではありますが、人口12万の比較的大きな街なので中心部は賑わっています。これはクリスマス・イブ・イブの様子。トラムも走っていて、きれいな街並み。さすがは環境先進国だなあという印象。お店や街灯などがデコレーションされていて、どこもクリスマスの気分です。

11月後半からは街の中心でクリスマスマーケットが開かれていて、ヴェルツブルクに到着した12月23日が最終日でした。お手頃な値段のドイツソーセージやホットワインはもちろん、かわいい雑貨があちらこちらにあって、歩いているだけでも楽しめます。

街にはマイン川が流れていて、そこにアルテ・マインという橋が架かります。橋は15~16世紀につくられたそうで、両脇に聖人の像が立ち並んでいます。補修は何度かあったとは思いますが、何百年も前につくられたとは思えないほど精密な橋のつくりに驚きます。

ここで日付が変わりまして、クリスマスイブの夜です。23日~24日はさらに南にあるローテンブルク・オプ・デア・タウバーという街に滞在していましたが、アムステルダムへ向かう夜行バスに乗るためにふたたび戻ってきました。ただ、お店は一軒も開いていないので、バスが出発する深夜まで街を歩きまわるしかすることがありません。ということで、ひたすら街を歩くことに。まずは丘を登って街を見渡せる場所へ。

ヴェルツブルクでも存在感を放つマリエンベルク要塞。

世界遺産のレジデンツ(司教館)。スペインではなかなかお目にすることのないバロック様式の建築です。手前は駐車場になっていて、普段は車が泊まっているようですが、この日はクリスマスイブだったこともあってかガラ空き。おかげですっきりとした写真が撮れました。

ドイツのクリスマスイブの夜に一人って、かなり寂しいです。結局10時を過ぎた頃には撮影も疲れてきたので駅でバスが来るのを4時間街ました。駅のカフェくらい開いているだろうと思いましたが、やっぱり開いていません。この日に仕事があるのは公共交通とインフラ関係だけ。休むときはしっかり休む、いい国です。

旅のMEMO

ドイツのクリスマスはほとんどのお店が休みなので注意を。