ローテンブルク・オプ・デア・タウバー

ロマンティック街道のハイライトとして人気の街「ローテンブルク・オプ・デア・タウバー」。教会補修なんかの献金者一覧を見ても、ドイツ人より日本人のほうが多いんじゃないかというくらい、日本人が大好きな街です。それもそのはず。グリム童話の世界がそのまま目の前にあるような、文字通り絵に描いたような街なんです。そんな街にクリスマス(の前日、の前日)に撮影した一枚。暖冬のせいもあって雪は降っていませんでしたが、雨のおかげでしっとりとした絵になりました。

ローテンブルクへはビュルツブルクから鉄道で気軽にいけます。1時間ごとに出ているようですが、片道13ユーロ。一日で往復するならバイエルンチケットを買ったほうがお得です。安く行こうと思えばFlixBusを使って7ユーロで行けますが、1日2便しかないようです。駅から旧市街までは徒歩で10分ほど。

今回宿泊したのは街のはずれにある「Pension Fuchsmuehle」という夫婦経営の宿。クリスマスシーズンというハイシーズンで、ドイツに行くのを決めたのが1週間前だったのでどこも満室でした。数少ない空室があったのがここで、徒歩でのアクセスは決して良くありません。けど、その分緑に囲まれた静かでアットホームな雰囲気の場所です。

普段は一泊10~20ユーロの宿を転々としているので、ひとり40ユーロというのは自分のなかではありえない値段でしたが、たまには個室でゆっくりするのもいいですね。本当にいいところでした。

さて、荷物を下ろしてさっそく街へでかけます。旧市街は城壁に囲まれていて、門をくぐって入ります。その門もまたおとぎ話にでてくるようなもの。どんより曇空だったので、魔女がでてきそうな、ちょっと不気味な雰囲気。

それでも街へ入ってしまえばどこもカラフルで賑やか。ローテンブルクは「一年中クリスマスの街」と言われることもあって、クリスマスミュージアムもあります。そんなこと言われなくても街が「クリスマス感」に包まれているのはすぐに分かります。

さて、ローテンブルクに来た一番の目的は…

クリスマスマーケット!

ということで、最終日に滑り込めました。憧れのクリスマスイブ(のイブ)にドイツでクリスマスらしいことができます。街は大きくないので、屋台の数も決して多くはありません。混雑はしていましたが、観光客も思ったほど多くなくてローカルの雰囲気がいい感じにあります。せっかくなのでグリューワイン、といきたいところですが、歩き疲れていた上に、宿までは暗闇の林の中の急斜面を通っていかなければならないのでやめておきました。でもそれじゃせっかくここに来た意味が!ということでローテンブルクソーセージのホットドッグ(€4)をいただきました。あまりに美味しくあっという間に食べてしまって写真はありません、ごめんなさい。

ローテンブルク、とても良い街でした!また来ます!

旅のMEMO

クリスマスマーケットは通常11月末から12月23日まで開催されているらしい。