フランスの首都にして「花の都」とも呼ばれる街。2015年から2016年への年越しをここパリで迎えることにいしました。
パリへはベルギーのゲントからお世話になっているFlixBusで向かいました。4時間の道のりで19ユーロでした。ちょうどいい時間の便がなくて到着は夕方17時20分の予定。そういうこともあってこの日の撮影は諦めていましたが、バスは順調に進んで予定より早い17時にポルト・マイヨー広場に到着。ちょうど日没の時間だったので慌てて凱旋門まで走りました。
なんとか空が真っ暗になる前に撮影できそうな場所にたどりつきましたが、凱旋門のライトアップがありません。そのうえ交通の流れが悪くてライトの軌跡がきれいに残ってくれません。これは想定外でやられました…。
さて、パリに来たのはいいものの、とくにしたいことがありません。そこで、ベルサイユ宮殿へ行くことに。エッフェル塔近くの駅から鉄道でベルサイユ行き、3.6ユーロでした。
こちらが世界一有名なわがままおばさんマリー・アントワネットが住んでいた世界遺産「ベルサイユ宮殿」です。通常は入場料15ユーロですが、EU在住の学生は無料なのでチケットは買わずに入口で在留許可証をドヤ顔で提示して入場。
パリにはノートルダム大聖堂やルーブル美術館などのいくつもの美術館がありますが、年末年始ということもあって混雑していたり、休館したりしているところも少なくありませんでした。ということで、パリではほんとに散歩しかしていません。
唯一入った施設はこちら、パリ市内を見渡すことのできるモンパルナスタワーです。通常14ユーロ、学生は11.7ユーロでした。このタワーは高さ210メートルで最上部に展望デッキがあります。建造物の高さ規制がある中、このビルだけが頭ひとつもふたつもずば抜けて高いのでかなり目立ちます。当然、建設当初は大論争があったようです。
エッフェル塔建設時に「エッフェル塔が嫌いなやつはエッフェル塔に行けばいい。なぜならエッフェル塔が見えないから」と言われたように、モンパルナスタワーにも同じことが言われています。つまり、場違いなモンパルナスタワーが見えないモンパルナスタワーこそ、パリで最も美しい場所ということになります(笑)
「あれ、年越しのことは?」と思ったみなさん。2か月ほど前にパリでテロが起きたこともあって、街のあちこちは武装警官だらけの厳戒態勢。そして予定されていたイベントなども中止されました。なので、大規模な花火などもなくて、シャンゼリゼ通りにはただ人がたくさんいるだけという状況でした。それでも街の雰囲気だけでも撮ろうかなあと思ったのですが、あまりに人が多くて、長旅の疲れもあったので、ホステルで作業をしながら年越し。いつかは友達とシャンゼリゼで年越しもいいかも‥?