ポルトフィーノという街をご存知でしょうか。高級リゾート地として知られ、世界中のセレブがお忍びでやってくるのだとか。そして東京ディズニーシーのメディテレーニアン・ハーバーのモデルになったとも言われています。まずは、ジェノヴァから快速列車で中継地点のサンタ・マルゲリータ・リグレ駅を目指します。
サンタ・マルゲリータ・リグレからポルトフィーノまでは約5km。30分間隔でバスが出ていますが、天気がいいので海岸線を歩くことに。
1時間歩いて到着したのは、街の中心の広場。レストランや土産屋のほか、高級ブランド店が軒を連ねています。こんな小さな街でも高級リゾートであることは間違いありませんが、庶民の観光客向けの店もあるので、お財布が寒い人もそこまで心配はいりません。
海の音を聞きながらランチを楽しみたいものです。
街にはステンドグラスの美しい教会もあります。ときどき時刻を知らせる鐘の音が街に響きます。
港にはボートが所狭しと並んでいます。休暇になればこのボートに乗って沖へ出て、誰にも邪魔されずに一日を過ごす。そんな贅沢とは無縁のようにも思えますが、チャーターできるようです。
そんな小さなボートの隣には大型ヨットやクルーザーがどどーんと居座っています。個室からジャグジーまで、何でも備えた海の上の別荘にマダムたちが乗り込んで、地中海向けて旅立って行きました。さすが、高級リゾート。
サンタ・マルゲリータ・リグレから船で訪れることもできます。天気が良いなら船旅もよさそう。
ブラウン城
こんな小さな街ですが、港の向かいにある山の上には「ブラウン城」という名の城塞があります。入場料は5ユーロで、中にカフェもあります。小さなガーデンを抜けて狭い階段を上り、外へ出ると展望台らしき場所がありました。(正確には、ブラウン城の所在地はポルトフィーノではない)。
展望台からはポルトフィーノの街を一望することができました。ただひとこと、美しい。むかしこの地に富豪たちが移り住んだ理由も分かる気がします。
一方、反対側を見ると、そこには見たこともないような青が広がる。
元気が有り余っていたので、再び歩いてサンタ・マルゲリータへ。駅から電車に乗って、チンクエテッレを目指します。