古都、アユタヤへ行く。

アユタヤ王朝があったこの場所にはいまも遺跡が残ります。しかし、ビルマの侵攻によってその多くが破壊されてしまいました。いま、失われた時間、忘れられた時間が形になってこの地に残っています。そのひとつが木の根に埋まった仏塔。破壊されてこの場所に放置された仏塔が長い年月のあいだに木の根にのみこまれてしまったそうです。

アユタヤへはバンコクから鉄道で行くことができます。バンコクにはいくつか駅がありますが、そのうちの「フアラムポーン駅」です。

アユタヤまでは2時間ほど、運賃は快速列車で20バーツでした。フアラムポーン駅は外国人も多いので駅員さんも英語はちょっと喋れるようですが、紙に行き先と乗りたい列車の等級を書いて渡せばチケットをくれます。

発車時刻まで余裕があったので、ホームの場所を確認しておこうと思ってホームへ。するとおばちゃんが「あんた、この列車もう出発するわよ!!」と言います。「え?まだ30分あるけど?」と思いつつもホームの列車情報を確認してみると確かに自分が乗る予定の列車。急いで飛び乗ると、列車は出発しました。どうなってるの…。

列車は20分ほど遅れてアユタヤに到着。

遺跡のある地区まではすこし離れているので歩いて移動しますが、川を越えなければならず、徒歩だと遠回りになります。渡し船があるようなので、これを使えばショートカットできるようです。ですが、急ぐ旅でもないのでゆっくりと歩いて宿へ。

無事に宿に辿り着きました。泊まるのは「Tony’s Place」というところ。トイレ・シャワーは共同ですが、シングル、プール、レストラン、バーつきで一泊750円。ネットも早くて快適でした。

荷物をおろして一息ついたところで、宿の目の前にあるお店で自転車をレンタルして街の散策に。自転車は1日120バーツほどでレンタルすることができました。街の中心は運転の荒い車がいて危険ですが、ちょっと外れればサイクリングロードが整備されていて、気持よくサイクリングできます。小さな遺跡があちこちに点在しているので、見て回ると楽しい。

ここからは写真だけでお伝えします。

旅のMEMO

公園内は自転車道が整備されていて、サイクリングが気持ちいい!